3月2日のNHKあさイチでは「大人の人見知り」が特集されました!
「社交不安障害(SAD)」という病気について、病気かどうかの簡単チェック方法や自宅でも出来る「認知行動療法」という治療法などをご紹介します!
人見知りは病気かも?社交不安障害とは?
人見知りにはきちんとした病名があるものもあり、その中の1つに「社交不安障害(SAD)」というものがあります。
社交不安障害(SAD)は一度かかると自然には治りにくく、今10代~30代を中心にこの病気に悩んでいる人が多くいます。
目元の痙攣がでたりするのも症状の1つです。
女性の場合大人になってからでもママ友づきあいであったり、そういった人づきあいの中で苦痛を感じる人が多くいます。
中には高校の授業中に急に周りの目が気になるようになり、その後ずっと人見知りが続いているという人も登場しました。
この人もママ友づきあいが苦痛になってしまったそうです。
保育園の役員会でも発言を求められても自分の意見が言えず苦しみます。
そのため常にマスクで顔を隠すなどして対策をしていたそうです。
その後病院を受診すると、症状を聞いた医師からは治療が必要だと告げられました。
このように、実は性格だと思っていた「人見知り」が「病気」だったというケースがあるんです。
人見知りが性格か病気かがわかる簡単チェック方法!
人見知りが性格なのか、病気なのかは簡単にチェックすることが出来ます!
次の4つの質問に深く考えず直感で〇か×かを決めてください。
1、人前で発言するなど注目される状況が怖い。
2、他の人がすでに座っている場所(宴会や会議室)に行くのが怖い。
3、他人から否定的に評価されるのが怖い。
4、生活が妨げられたり、耐え忍んでひどくつらい状態が6か月以上続く。
(学校や会社に行けないなど)
全てに〇が付く人は人前で強い不安や恐怖を感じる「社交不安障害」の可能性があります。
いわゆる「対人恐怖」といった症状で、10人に1人は深刻な状況になると言われているそうです。
治療方法 「認知行動療法」とは?
社交不安障害の人の脳の状態を見てみると、怒った顔だけでなく笑顔や普通の顔であっても苦痛を感じることがわかっています。
そんなSADの治療方法が番組で紹介されました!
これは人見知りの人にも効果がある方法で「認知行動療法」といいます。
どんな治療法なのかと言うと・・・
1、抱えている不安を聞いてもらう。
2、考え方のクセを明らかにする。
3、「ビデオフィードバック」自分の姿をビデオに撮り客観的に見てみる。
4、思い込みに根拠がないと気付かせる。
番組では出演していた精神科の先生に話しを聞いてもらっていました。
もう1つ自宅でも出来る方法があり、
1、2人で向き合い相手の顔をまっすぐ見る。
2、相手に見られている自分を考えてみる。
3、そこから相手のことを観察し、相手のことについて考えてみる。(外見などでOK)
という練習方法があります。
番組では森三中の黒沢さんが有働さんと対になり行ってみました。
人見知りの黒沢さんが挑戦しましたが、自分がどうみられているかではなく練習方法としては、
・有働さんの髪形に注目してみる。
・有働さんのまぶたをチェックしてみる。
というように考えるようにしていきます。
実際の人とやるのが難しい人はまずは写真で練習してみるといいそうです。
「自分に向く意識を相手にむける」
「観察する(見られるという受け身ではなく「見る」という行動に変える)
というのがポイントです!
自分で出来ることとは?
不安な場面があれば「実験だ」と思う。
そう思えば失敗しても大丈夫だと思えるそうです。
他にも「演じるんだ」と思うことも対策の1つとして紹介されました。
周りの人が協力できることとは
・席を斜めに座ってあげる。(視線を避けるため)
・人ごみを避けるため待ち時間を人が少ない時間にしてあげる。
・絶対に否定的な発言はしない。NGワード!
・共感してあげることが大切。
周りの人も出来る限り理解して協力してあげるといいですね!