11月19日のNHKあさイチで放送された「女性の発達障害」についてご紹介します！
大人の女性の発達障害の特徴や多いと言われている受け身タイプとはどういう人が当てはまるのか、実際にやっているという方も体験談に基づいた日々の仕事や生活を乗り切るための工夫など、大人になってから診断された方のヒントになる情報もお伝えします。
大人の女性の発達障害とは？
性別を問わず、診断がつくことがある発達障害ですが特に女性の場合、女性だからこそ抱えてしまう悩みというものがあることが今回紹介されました。
そもそも発達障害とは生まれつきの脳の機能障害のことです。
例えば
・ASD（自閉スペクトラム症） コミュニケーションが苦手・こだわりが強い
・ADHD（注意欠如・多動） 忘れ物が多い・片付けが苦手
・LD（学習障害） 読み書き・計算が苦手
などがあり、いくつかの症状を重ねているケースもあります。
また発達障害の方が持つもともとある特性として
・こだわりが強い
・感覚過敏
・感覚鈍麻
・過集中
・予測不安
などがありますが、「フィーメールカムフラージュ」といって女性ならではの空気読みすぎの状態に陥ってしまうケースがあります。
その1つが「過剰適応」というものです。
空気を読みすぎてしまい苦しい思いをしてしまいもともとあった特性は見えにくくなりますが、がんばりすぎてしまうと過剰適応になり、体調を崩してしまうこともあります。
女性は小さいころからグループを作ったりしますよね。
そういう点からも女性だからこそより悩む点も出てくるんですね。
この過剰適応、進んでしまうと症状が深刻化し、
・うつ病
・総合失調症
・摂食障害
・線維筋痛症
などの2次障害を引き起こしてしまう場合があるため注意が必要です。
受け身型とは？
受け身型とは、女性の発達障害の方に多いと言われているタイプで一見おとなしく見えるため大人になってから診断がつくケースも多いのが特徴です。
周りに合わせ過ぎようとして無理をして体を壊してしまったり、ライフステージごとにその変化への対応に苦しむケースも少なくありません。
出産や育児で深刻化するケースも
女性の場合、結婚、出産、育児などを経験することもありその時々で深刻化するケースがあります。
出産を機に悪化してしまった、というケースも紹介されました。
聴覚過敏の方の場合、赤ちゃんのあの泣き声が頭に刺さるように聞こえてしまうこともあり、発達障害ではない方であっても大変な子育てですからより大変な思いや局面に合うということは容易に想像ができますよね。
妻として、母として、など求められるものは変化し、また赤ちゃんというのは経験したことがない人からすると未知の生物です。
これまで経験したことのない音などがあったり、それにより苦しい思いをしてしまって身動きが取れなくなるケースもあります。
番組に登場された方は旦那さんが理解をして協力してくれたため、症状がよくなったということでした。
ともに暮らす方の理解がとても大切なことがこのことからもわかるのではないでしょうか。
日々の暮らしを乗り切るためのヒント
番組では実際に日々の暮らしを乗り切るためのヒントを、実践されている方が紹介してくれました。
どんなものがあるのかご紹介しますね。
アプリを使う
天候によって体調が左右される方も多いため、頭痛予測アプリという気圧と体調を関連付けて教えてくれるアプリを活用されている方も多いそうです。
調べてみましたが「頭痛ーる」というアプリのようです。
天気痛などに悩む方にも便利なプリですね。
他にも学習障害がある方は電卓アプリが役立つということでした。
仕事をしている方はその日の天気に合った服装選びを教えてくれるアプリも便利だそうです。
これ、私も使っていますが「おしゃれ天気」というものでデザインもおしゃれでかわいいのでおすすめです。
台本を用意する
仕事の相手先と打ち合わせをする際など、これだけは言わないといけないという項目などを一連の流れとして紙にプリントした台本を持っていくという方も紹介されました。
自分が話しやすくなるための工夫として、使える方法ですよね。
その台本には
・初めにこれを話す
・離せなかった場合はこれを～
・最低限譲れないところは・・
というようにわかりやすく書かれていて、誰にでも使えるとてもいい方法だと思いました。
緊張しやすい方などにも便利な方法ではないでしょうか。
家族の理解と協力
赤ちゃんがいる方の例でとても感じましたが、本当にご家族など周りの方の理解と協力がとても大切だなと感じました。
誰でもそうですが、理解してくれ、手を差し伸べてくれる人がいれば安心し心も安定しますが、突き放されてしまったと感じるようなことがあると心がすさみますよね。
ライフステージごとの変化も、パートナーの方や実家の家族などにしっかり理解をしてもらい、手助けしてもらうことが乗り切っていくヒントなのではないかと思います。
まとめ
大人になってから診断を受け、気持ちが楽になる人もいれば戸惑う人もきっと多いと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
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