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あさイチ確定拠出年金と年金で将来損をしないための仕組みと方法!

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年金とお金

8月1日のNHKあさイチでは「年金」が特集されました。
年金を増やすことが出来る「確定拠出年金」とは?「130万円の壁制度の変更」や制度の仕組み、損をしないための方法など主婦にとっても気になる年金問題についてご紹介します!
ファイナンシャルプランナーの佐藤正明さん、社会保障経済担当の竹田忠さんによる解説も参考にまとめてみました。
是非一度目を通してみてください。

そもそも年金の仕組みとは?

将来もらえる年金を少しでも増やせたら最高ですよね。
年金と一口に言っても1号2号など色々あり、よくわからない・・という方も少なくないのではないでしょうか?

制度としては大きく3つに分けることができ、
・国民年金1号 自営業やフリーターなど
・2号および厚生年金 会社員・公務員など
・3号 2号に扶養される配偶者

となってます。
職業によって種類が異なり、例えば番組だとイノッチは1号、有働アナは2号だそうです。
(イノッチって2号の会社員扱いじゃないんですね!)

将来自分がもらえる額を把握していますか?

では老後毎月いくらもらえるかというと、現在では夫婦で13万円(1人6万5000円)もらうことが出来ます。
この金額が将来的には減っていくと考えられていて

1号の自営業夫婦の場合 65歳時点での月額支給額

自営業夫婦の場合だと・・

現在 13万

20年後 10万円

30年後 8万円

となっています。
我が家は20代夫婦で私が自営業、夫も将来的に独立する予定なのでまさにこの通りになるということですね(´・ω・`)
月2人で8万円なんて他に収入がなければ絶対に暮らしていける額ではありませんよね(;^ω^)

厚生年金の夫が会社員(40年勤務)妻は専業主婦の場合 65歳時点での月額支給額

この場合は勤務期間の平均年収によって受給額が異なり

平均年収が400万円の場合


現在 20万

20年後 17万円

30年後 15万円

平均年収が500万円の場合


現在 22万

20年後 19万円

30年後 16万円

平均年収が600万円の場合


現在 24万

20年後 20万円

30年後 18万円

となっています。
※試算はニッセイ基礎研究所の中嶋邦夫さん。平成26年財政検証結果より

これらは将来出生率などが上がり人口が増えれば増える可能性もありますが、逆に経済状況が悪くなったりすると減る可能性もあります。
竹田さんよると税金を払う若い人がいなくならない限り、年金の制度自体はなくならないそうですが、支払う人が今後少なくなっていくことが予想されるため額自体は減ってしまうということなんです。

老後にかかるお金とは?いくら貯めておけばいいの?

今回ゲストで出演した鈴木奈々さんは現在夫と2人暮らし、茨城県の2LDKの賃貸月額6万円(駐車場混み)のところに住んでいて、将来が不安なのでなるべくお金を使わないように使わないように暮らしているそうです。
そんな奈々さんのレギュラー本数は1本!
そのため収入もとても不安定なんだとか。
奈々さんの考える人生の幸せは「幸せな老後を過ごすこと」
年をとっても年に1度くらいは旦那さんと旅行に行ったり、月に1度くらいは外食をしたりする生活がしたいと考えているそうです。

そのためにはいくら老後のためにお金を貯めておけばいいのか?
今回質問としてあがりました。

高齢夫婦の家計収支(無職の場合)生活費は27万円というデータが出ています。
そのうち年金でまかなっている収入の部分は19万円です。
つまり8万円分不足しているということですね。

※平成27年 家計調査結果(総務省統計局)より

65歳までに3000万円の貯金は必要!?

以上のことを踏まえ、FPの佐藤さんが支出したデータによると90歳まで生きた場合年金だけではなんと2400万円も不足することがわかっています!!
恐ろしい額ですね・・・!!!

これに鈴木奈々さんのように旅行や外食を楽しみたい場合
・外食(5000円/月)
・旅行(18万円/年) となり、合計で600万円がかかります。

つまり全部で65歳までに3000万円貯めておかなければいけないということなんです!
ですがこれをすべて自分で貯めようと思うととても大変ですよね。
少しでも増やすには「投資・定期預金・保険」など色々な方法がありますが
今回登場するのが「確定拠出年金」です。

年金を増やすことが出来る!確定拠出年金とは?

「確定拠出年金(かくていきょしつねんきん)」とは公的年金の上乗せとして、自分で掛け金を出して運用し、うまくいけば将来の受取額が増やせるという仕組みで近年注目が集まっているものなんです。
民間のものではなく、国の制度の1つなんですね。

確定拠出年金は所得控除などの税制優遇がありますが、一方で手数料がかかるというデメリットもあります。
申し込むのに3000円かかり、月々管理費が500~700円かかるんです。
さらにやり方を知らないと損をしてしまう危険性もあります。

専業主婦の人は税金を払っていないため所得控除がありません。
また65歳まで引き出すことが出来ません。

手元にあると使ってしまうという人にはいい制度かもしれませんね。

国がどうしてこの制度をすすめているかというと、人口の減少はどうしても今後避けられない問題なので
余裕がある人は将来の自分の生活のために今から備えてくださいね、ということなんです。

詳しくは国民年金基金連合個人型確定拠出年金
のホームページに詳しく掲載されています。
気になる方はぜひ一度チェックしてみてくださいね(*´ω`)

プロが実践してみた結果は?

今回番組では3人のお金のプロが実践している3つの方法のそれぞれメリットとデメリットが紹介されました。

1、増やしたいプラン FP前野彩さん
方法:投資
メリット:うまくいけば増える
デメリット:失敗したら減る
※投資は少額、月々5000円くらいからがオススメ。

2、損はいや!プラン FP佐藤さん
方法:定期預金
メリット:減らない
デメリット:あまり増えない
マイナス金利政策もありましたし、今は金利が最低ですもんね(´・ω・`)

3、損はいや!プラン FP八ツ井慶子さん
方法:保険
メリット:減らない
デメリット:あまり増えない(解約で損をすることも)

自分の性格やお金の余裕に合わせて組み合わせていくといいかもしれませんね。
ちなみに我が家では1~3まで全部やっています。
損をしたくない性格なので定期預金と保険の比重が多めで、担当のFPさんに相談に乗ってもらい決めています。

年金を滞納するとどうなる!?

将来減ることがわかっているならもう払いたくない!という人もいるかもしれませんね。
ですが滞納するとどんなことが起こるかご存知でしょうか?

滞納してしまうと・・
1、滞納した分受け取る年金が減る

2、25年保険料を納めないと受け取る年金がゼロに!!!
なってしまうんです。

どうしても支払いが苦しい場合は保険料の免除や猶予の手続きをとることもできます。
なので今は家計がとても苦しくてとても年金保険料なんて払えない・・!という人も滞納せず、一度行政に話を聞きに行ってみるのがいいですね。
支払わなかった分は後から支払える状況になったときに追納をすることも可能です。

現在日本では25年支払わないと老後受け取ることが出来ませんが、安倍総理が今後これを10年にする!と発言し今そのための準備を進めている段階です。
ですが10年だと老後もらえる額は1万円ちょっと。
これではとても少ないので、将来の自分のためにも支払える時にしっかり支払い将来に備えておくことは大切ですね。

年金の受け取りは何歳がお得?

年金はもらうのが遅いほど「お得」な制度です。

60歳で受取スタート・・・70%
65歳・・・100%
70歳・・・142%

と大きな違いがあるんです。
自分が亡くなったときに損したか、得したかがわかります。
少しでも得をするためには1年でも長生きしなくてはいけないということなんですね・・!!
絶対長生きしてやるぞ・・・!!!(`・ω・´)

注!特別支給の老齢厚生年金は繰り下げできません。

離婚したらどうなる?

もしも離婚してしまう場合、厚生年金であれば夫がずっとサラリーマンなら熟年離婚の方がお得になります。

離婚するときは将来の年金についても考慮して決めたいですね(`・ω・´)

130万の壁を越えてしまったら?

よく主婦の方のパートやアルバイトの年収で問題となるのが「130万の壁」ですよね。
130万を超えると保険料を自分で支払う必要が出てくるため、セーブしている方も多いのではないでしょうか?

では130万を超えて年金を自分で支払う必要が出てきた場合、将来の受給額にはどれくらいの差が出るのか、気になりますよね。

月収10万円(130万を超えない、年収120万円)
社会保険料:0円
手取り金額:10万円
増える年金額:0円

に対し

月収11万円(130万を超える、年収132万円)
社会保険料:1万6000円
手取り金額:約9万4000円
増える年金額:約1万1000円

という差が生まれます。
他にも
・病気やけがをして仕事を休んだ場合の傷病手当金
・障害がある状態になった場合の障害厚生年金

などももらえるようになるなどメリットが増えます。

新しく始まる106万円の制度とは?

また2016年10月から始まる新たな厚生年金・健康保険の対象者は

・月額の賃金が88000円以上(年間106万円以上)
・週の所定労働時間が20時間以上
・従業員が501人以上の企業
・勤務期間が1年以上の見込み
・学生でないこと

というものです。

現在非正規雇用の人は全体の4割です。
その中の多くの人が不本意正規で、国民年金に加入しています。
厚生年金の方が支給額もいいため、非正規の人が少しでも厚生年金に入れるようにと考えられた制度なんだそうです。

年金は将来減ることはほぼ間違いなさそうですよね。
将来の自分の希望する生活スタイルに合わせて、プラスアルファで自分で備えをしっかりしてくことが大切だなぁと改めて思いました。
色々な制度がありますが、損をしないようにしっかり吟味して決めていきたいですね!

まずは無駄遣いを減らさなくては・・・・!!

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