8月31日のNHKガッテンで放送された「蚊の撃退法」蚊にさされやすい人とそうでない人の違いや効果のある虫よけ、寄せ付けない方法などをご紹介します!
効果があるハッカスプレーについても取り上げています。
蚊は世界的な危険生物!
今回番組では世界の危険生物ランキングとして年間被害者数による数が発表されました。
それによると
10位 サメ 10人
10位 オオカミ 10人
8位 ライオン 100人
8位 ゾウ 100人
6位 カバ 500人
5位 ワニ 1000人
4位 タニシ 10000人
3位 ヘビ 50000人
2位 ヒト 500000人
そして1位は
1位 蚊 100万人
という結果となりました。
タニシは卵巣に毒があり食中毒による被害があるそうです。
第2位のヒトも考え深いものがありますね(´・ω・`)
これは戦争などによる被害数です。
第1位は圧倒的な数で「蚊」となりました!
直接的に蚊にけがをさせられたリ、食べられたリするわけではないのにこの数はすごいですね。
では一体どんな被害を蚊から受けているのかというと「感染症」による被害が原因なんです。
つまり蚊を媒介して罹る病気による被害というわけです。
蚊による主な感染症の種類
蚊による主な感染症には様々なものがあります。
・ジカ熱
・マラリア
・デング熱(出血熱)
・黄熱病
・西ナイル熱
・チクングニア
・日本脳炎
など危険な病気がたくさんあるんです。
デング熱などは以前日本でも見つかり、かなり話題になりましたよね。
子供がまだとても小さかったので、とても気になっていた記憶があります。
蚊自体はとても小さな虫なのに、これほどの病気を持ってくる危険性があるなんて本当に怖いですね。
今回はそんな蚊を少しでも寄せ付けない方法や撃退法も見ていきたいと思います!
蚊に刺されやすい理由とは?
まず初めに、そもそもどうして蚊に刺されるのかという点を見ていきたいと思います。
同じ空間にいても全く刺されない人もいればかなり集中して刺されてしまう人がいますよね。
この違いはいったんなんなのか、気になりませんか?
この理由を解明するヒントとしてある実験が紹介されました。
その実験とは、ペットボトルの中にある粉を入れることで蚊が動物だと間違えて寄ってくるというものです。
その粉とは「ドライイーストと砂糖」です。
ぬるま湯にドライイーストと砂糖を入れると二酸化炭素が発生します。
そう、蚊は動物が発生させる二酸化炭素を感知して寄ってきていたんです。
ですが二酸化炭素に反応する段階では寄ってくるだけで、吸血鬼モードに変わるには別のきっかけがあります。
これを発見したのは16歳の田上大喜くんです。
妹さんばかりが蚊に刺されてしまうのをかわいそうだと思い、研究をはじめ今では国に表彰されるほどの研究成果を出すほどになったすごい少年なんです。
またシンガポールに住んでいた経験があり、友達などがデング熱を恐れていたことなどから興味を持ったそうです。
蚊は人間の「足裏の菌」に反応していた!
そんな田上くんによると、蚊は人の「靴下」に反応していることがわかったんです!
新品の靴下を蚊の近くに置いてみても全く反応しませんが、履いてきたものを置いてみると蚊は大興奮状態に!
では一体靴下の何に反応していたのかというと、「臭い」ではなく「足についていた菌の種類」に反応していることがわかりました。
蚊に刺されやすい人とそうではない人では、足の表面に誰もが持っている「常在菌」の種類が違うということがわかったんです。
足裏の常在菌の多様性が高い(種類が多い)人の方が蚊に刺されやすいんです。
まさか足の菌が原因だったとは~!驚きですね。
これは世界的にも素晴らしい業績ということです。
素晴らしいですね。
続いて原因がわかったところで、対策法をご紹介します!
蚊に刺されにくくなる方法は?
足裏をきれいにする
蚊に刺されにくくするには、足の常在菌をアルコール消毒でふき取ると効果があります。
足をきれいにするだけで劇的な効果があります。
洗うのもいいですね。
こんなに簡単なことで抜群の効果があるので本当にすごいと思います。
ハッカ油をスプレーする
もう1つ「ハッカ油」を水やアルコールで薄めスプレーしてもかなり効果があります。
ハッカは蚊がきらいな匂いなので、寄ってこなくなるんです。
使う際は揮発性なのでこまめに使うのがポイントです。
天然の成分なので、小さいお子さんでも安心して使えますし、なめても大丈夫な成分です。
※ですがかなりスースーするので誤飲には十分気を付けてあげてください。
家族みんなで使える安全なものなので、一家に1本は常備しておきたいですね。
自分で薄めるもの以外にも、初めからスプレータイプになっている便利なものもあります。
虫よけは大きく分けて3種類!
蚊の撃退法には大きく分けて
・いやがる臭い
・目隠し(蚊に認識されなくなる物質を体に塗る)
・殺虫
の3つの方法があります。
ですが「目隠し」の種類には注意点があります。
目隠しとは蚊から認識されなくなるディートやイカリジンという成分を塗り、人間だと見えなくなる効果がある商品のことです。
ですが塗りムラがあり、抜けている部分があると刺されてしまうのでしっかりと隙間なくハンドクリームのように塗ることが大切です。
丁寧に正しく使えば6時間は完全に蚊をシャットアウトできる方法ということなので使う際は注意して使ってくださいね!
最新の蚊の撃退法
番組では最新の撃退法も紹介されました。
最新の技術では、レーザーで蚊を撃退する方法や遺伝子操作した蚊を放ち生まれてきたボウフラがすべて死んでしまうという技術など、世界では様々な開発がされています。
遺伝子操作なんて自然界に影響がないのかな?と少し不安になりますが、すでに使われている方法と言うことなので成果が今度見ものですね。
まとめ
まさか蚊に狙われる理由は「足の裏の常在菌」だったなんて驚きました!
汗の量や血液型、血のサラサラ度の違いが原因なのかな!?とずっと思っていましたが全て違っていたんですね。
これから子供と外出する際には一緒に足の裏をきれいに拭いて、新しい靴下に変えてから出かけるようにしたいな、と思いました。
洗えるのであれば靴もこまめに洗った方がいいのかもしれませんね。
ハッカ油のスプレーも天然の成分なので、子供にも使えて肌に優しい感じがいいですよね。
爽やかな香りは暑い季節にもぴったりです。
我が家もこれからはハッカスプレーを常備したいと思います!