10月28日のNHKあさイチでは「ブラックパート」が特集されました!
あなたの勤め先は大丈夫!?ブラックパートの実態や対策、困ったときの相談先についてご紹介します!
ブラックパートとは?
ブラックパートとはいわゆる「ブラック企業」と呼ばれるもののパート版で、パートタイマーとして勤めている会社やお店がブラックで突然解雇されたり、残業代がでなかったりするパートのことです。
過重労働になり、健康を害してしまうこともあるんです。
突然の解雇!?
番組ではシフトの入れ方への不満を相談したら突然「来月からもうシフトに入れないから」と言われたりと都合よく使い捨てされる例が紹介されました。
その他の例としては
・就業時間を増やすのを断ったら(小売店)
・時給を上げてほしいと言ったら(小売店)
・肺炎になり長期の休みを申し出たら(スーパー)
・妊娠したら(介護施設)
というものがありました。
パートだからとなかなか相談しずらい、言いたいことを言いづらいということもあるようです。
我慢した、自ら辞めた!という方も7割にも上るんです。
突然の解雇に対する対策
突然解雇を要求された場合このような対策をすることが出来ます。
・解雇予告手当
・不当に減らされた日数分の賃金
の要求です。
解雇するには30日前に伝えなければいけないというきまりがあります。
つまり30日前に伝えられていなかった場合、解雇予告手当を要求できるというわけです。
また、会社がはっきりと「解雇」とは言っていなかった場合(シフトに入れづらい、など)解雇通知書を要求します。
口頭では言った言わないになるため、きちんと書類にしてもらうことが大切です。
解雇通知書には
・解雇を言い渡した日
・いつ付で解雇するのか(退職日)
・解雇の理由
これを書いてもらいます。
会社は請求されたら書かなければいけないというきまりがあります。
もしも会社が「いやだ!」と言われたら社長さんの性格で対策を立てます。
年齢や何に弱いのか、創業者なのか、2代目なのかなどによって社会労務士の方と一緒に対策を立てるのがおすすめということです。
それでも書かない!と言った場合は労働基準法に違反するため労働基準監督署に相談します。
その際にも「書いてほしい」と会社に伝えたことを書面にして残しておく必要があるので、忘れないようにしてくださいね!
残業代がでない!?
残業代が突然でなくなってしまった場合は
・周りの上司や同僚に相談(出来る雰囲気であれば)
・大きな会社であればコンプライアンス部に相談する
などなど。
感情的にならず、本当に困っているんです・・という感じに相談するのがいいそうです。
相談するのであれば他にも
・労働基準監督署
・労働局
・労働組合
・社会保険労務士
・弁護士
などがあります。
いずれにしても相談に必要となってkるのが「証拠」です。
証拠とは
・パソコンのログオフの時間
・終業間際のメール送信時間
・最後に打ったレジの画面の写真
などが証拠になります。
相談したい場合は証拠を残しておいてくださいね!
社会保険に入れない!?
もう1つよくある問題が社会保険に入れてもらえる条件で入社したのに入ってみたら入れてもらえない!という問題です。
社会保険加入の要件は
・1日または週の所定の労働時間
・月の所定の労働日数
が正社員の3/4以上であることをクリアしていることです。
番組ではユニオンという個人でも加入できる労働組合に相談し、試用期間から社会保険適用を認めさせることが出来た例が紹介されました!
労働組合には団体交渉権というものがあり、会社にはこれを拒否する権限がないため相談の場を設けることが可能となるんです。
1人ではとても戦えない!というときには労働組合に加入するというのも1つの手ですね!
雇用契約書が大切!
雇用を結ぶ際には必ず雇用契約書をもらい、確認することが大切です。
もしも疑問に思う点やはっきりさせたい点がある場合は言い方が大切で、ぼんや~りのほほんといった感じに相談するといいそうです。
確認するポイントは時給だけではなく
・就業日数~日以内
・就業時間~時間以内
という記載があるか、ないか。(希望に沿った内容であるか)
などです。
パートだからと言ってわけのかわらない条件で働かされるのは理不尽ですよね。
1人ではよく分らない場合社会労務士の方や労働組合に相談してみてくださいね(*^^)