12月14日のNHKガッテンの「ネギ」特集で放送されたインフルエンザや肺炎、がんの予防にも効果が期待できるというネギの青い部分に含まれている栄養成分「ヌル」の効果と効果的な食べ方、ネギの保存方法などをまとめてみました!
知っているとよりネギを食べたくなる知識が盛りだくさんです。
ネギのすごい健康成分「ヌル」とは?
ネギに含まれている健康成分は、インフルエンザや肺炎、がんの予防に効果が期待できることがわかったそうです。
体の中には唾液などに含まれ細胞やウイルスを取り込みやっつけてくれるIgA抗体というものがありますが、ネギを食べるとこのIgA抗体を増やす働きがあります。
もしもウイルスが体の中に入ってしまっても体の中にいるマクロファージがウイルスを食べてくれます。
このマクロファージもネギを食べると増えるんです。
さらにがん細胞をやっつけるナチュラルキラー細胞も増えるんです。
実はある食べ方をするとIgA抗体は1.5倍に、マクロファージは5倍に、ナチュラルキラー細胞の働きは3~4倍にもなるんです。
その食べ方とは「ネギを折って中の粘液を食べる」というものです。
実はネギを折ると「ヌル」という粘液が出てきます。
この成分に免疫細胞を活性化させる働きがあるんです。
このヌルは寒さが増すほど増えるもので、新鮮なものだと青い部分にもたっぷり入っています。
確かにネギの内側ってぬるっとしていますよね。
スーパーで買ったネギにも乾いているだけで青い部分にしっかりヌルは入っています。
調理したりして濡らすとしっかり復活しますし、冷凍しても加熱しても効果が失われない成分なので青い部分を食べることが大切なんです。
是非積極的に青い部分を食べたいですね!
☆青い部分の活用レシピはこちらです。
ネギの香りに秘められたパワーとは?
ネギは切ったときに香りの成分である「アリシン」という成分が生まれ、それを鼻から吸い込むと脳が反応し血流をアップさせ、体の抵抗力をアップさせると考えられています。
さらに面白いことに、食べた時よりも香りをかいだだけの方が体温がアップするということも分かっています。
調理するまでに香りをかぐといいかもしれませんね!
風邪に!ネギの首巻の作り方
昔から「風邪をひいたらネギを首に巻け」と言いますが、本当だったんですね。
では実際にどのように首巻を作るのか、作り方をご紹介します!
1、ねぎに切り込みを細かく入れる。
☆香り成分がたくさん出るため。
2、肌が荒れないように手ぬぐいなどでしっかり巻き、首に巻いて寝る。
☆このとき香りが強すぎる場合は一度加熱すると香りがやわらぎます。
是非やってみてくださいね!
汚れ落としにも
また、中国のネギの産地では他の地域で病気が流行っている時にこの地域だけ発症者がたった1人だったというデータもあります。
他にもその産地では洗剤の代わりとして、ネギをこすりつけて汚れを取るという使い方もしていました。
油汚れのひどいヤカンもこすりつけると汚れが取れることがあります。
抜群に日持ちする!ネギの保存方法
農家さんが教えてくれる保存方法です。
・掘ったままの状態でコメ袋に入れて涼しい所に立てて置く。
ですがこの方法は一般のご家庭では難しい場合もあるので、もう1つの方法がこちらです。
・半分に切ってチルド室に入れて保存する。
この方法なら温度も低いのでネギも呼吸を減らしエネルギー消費を抑えるため水分量の減少を抑えることが出来るんです。
折らないとまっすぐ入れることも難しいですし、いつも半分に切っていましたが正しい方法だったんですね。
まとめ
保存方法もいつも適当だったので、ちゃんと正しい保存をするとこんなにも違うものかとびっくりしました。
健康効果については、なんとなく風邪にはいいんだろうな~と思っていましたが、思っていた以上に色々な病気に対する予防効果があるとわかりこれからも積極的に食べたいなと思います。
みなさんも是非、ネギを色々な料理に活用してみてくださいね!
☆ネギレシピはこちらの記事にまとめています。