1月18日のNHKためしてガッテンで放送された「甘いトマトや酸っぱいトマトの選び方、皮の薄いものの見分け方」や「ミニトマトで作るなんちゃってドライトマトの作り方」レシピや健康効果をご紹介します!
好みに合わせてトマトを見分ける方法と、うまみ成分が倍増するドライトマトが短時間で作れるレシピです。
トマトを好みに合わせて自在に選ぶ方法とは?
トマトと一口に言っても様々で、好みも人それぞれですよね。
甘いもの、すっぱいもの、皮が薄いものなど色々なタイプがありますが、スーパーなどでたくさん並んでいるトマトの中から好みのトマトをぱっと選ぶことが出来たら便利ですよね。
では具体的に何が違うのが1個ずつ見ていきたいと思います!
甘いトマトの選び方!
甘いトマトの特徴は、実は色ではないんです。
真っ赤できれいな色の方が熟れていて甘くておいしそうな見た目をしていますが色はあまり関係がないんです。
実はトマトの糖度は切り取られたその瞬間に決まります。
農家ではまだ青いくらいの色の時に収穫されるケースが多いそうですが、切り取られた後時間がたつにつれて色はどんどん赤くなっていきます。
ですがこの時に糖度は上がっていくわけではなく一定なんです。
ではいったいどこを見て甘さを見極めたらいいのかというと、「トマトのおしり側に放射状に白い線が出ているか」というところで見極めます。
白い放射状の線が出ているものほど甘くておいしいトマトというわけなんです!
この白い線は維管束です。
水分や栄養をいきわたらせる管ですが、ミニトマトでも同じでミニトマトの場合は縦に直線が入っているものが甘くなります
また、トマトに緑色の部分があるものはとーっても甘くなるという特徴があります。
熟していないものだと緑色の部分があるとわかりやすいですよね。
一見熟れていなくておいしくなさそうですが、かなりおいしいトマトの特徴なんだそうです。
色が赤く変わると、オレンジ色に変化するのでよくチェックしてみてくださいね!
甘くなるメカニズムとは?
そもそも甘いトマトはどのように生まれるかというと、原産地は高山地帯のアンデス山脈の環境にヒントがあります。
めったに雨が降らない乾燥した場所ですが、この土地でとれる小さい直径1㎝ほどのトマトは糖度12というとても甘いトマトです。
土地が乾いているので水分を吸い上げるのもとても大変ですが、その分葉っぱから糖分をもらい頑張って水分を補給しています。
それが繰り返されることで糖度が高い甘いトマトになるというわけなんですね。
酸味のあるトマトの見分け方
酸味のあるトマトの場合は色の薄いものほど酸っぱいトマトになります。
赤い色のトマトの方が収穫されてから酸味のもととなるクエン酸を呼吸で消費しているため酸味が薄くなっているためです。
酸味が苦手な方は色のより赤いものを選ぶようにしたいですね!
皮の薄いトマトの見分け方
甘いトマトほど皮が厚くなります。なので線がくっきり出ているトマトは皮が厚く、白い線が出ていないものは皮が薄くなるんです。
これは水分を守るために皮が厚くなるからで、厳しい環境で育ったトマトは甘くなるため必然的に皮が厚くなってしまうんですね。
ドライトマトの作り方
まず本場の作り方はこちらです。
1、生のトマトを半分に切り、塩をしてバルコニー(ベランダ)などで日干しする。
2、8日間日干しし、出来上がったものはオリーブオイルに漬け込む。
バケットに乗せてブルスケッタにしたり、パスタに入れたりするのもおすすめです。
なんちゃってドライトマトの作り方
ですが8日間も干すのは大変!という場合にはガッテン流のミニトマトを使った「なんちゃってドライトマト」がおすすめです。
作り方は・・
1、ミニトマトを半分に切る。
2、塩はふらずにオーブンシートを敷いた天板の上に並べる。
切り口は上に!
3、180度のオーブンで20分加熱する。
4、蓋を開けずに1時間おく。
これで完成です。
1時間20分で出来るとてもお手軽なドライトマトです。
トマトはうまみ成分のグルタミン酸が収穫後増加しますが、12日でなんとその量は2倍にもなります。
ドライトマトにすると水分が飛び、グアニル酸といううま味成分も誕生します。
グルタミン酸とグアニル酸は相乗効果があるのでよりうまみがアップするというわけなんです。
トマトのぐちゃっとした感じが苦手な方も干すことで食べやすくなりますし、保存も利くのでより便利になりますね。
まとめ
トマトは栄養豊富で美肌にもいいですし、トマトダイエットなるものもあるくらい健康にはとてもいいですよね。
今は種類も豊富でスーパーでも様々なものが手に入るので好みのものを食べているという方も少なくないのではないでしょうか。
見分け方を覚えておくとより好みのものが手に入るので食事ももっと楽しくなりそうですね。
是非スーパーに行ったら白い線や色で見極めてみてくださいね!