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ガッテン胆石の原因と予防法!痛みを感じなくても胆のう癌になる可能性が!

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胆石の出来やすい原因
9月6日のNHKガッテン!で放送された「胆石で痛みを感じる仕組みと癌との関係性・胆石ができやすい人や生活習慣・見つけるための検査方法と費用」などについてまとめてみました!
持っていても痛みを感じていない人も多いという胆石ですが、癌につながる可能性もあるということで決して軽視できないものです。
出来やすい人の特徴やできにくくする方法も合わせてご紹介します!

胆石とは?

胆のうは油物を食べたときに必要となる茶褐色のどろどろした消化液「胆汁(たんじゅう)」を作ってくれる臓器です。

どろどろしているため、置いておくと結晶化する特徴があり、その結晶化したものが「胆石」なんですね。

実は私たちが油物を食べたときに胆のうは収縮し、十二指腸に胆汁を届け消化を助けるという仕組みになっています。

その胆石は持っていると痛みを引き起こすことや、最悪の場合胆のう周辺の癌につながる可能性があります。
ではどういう仕組みで痛みが起こったり、癌化してしまうのか見ていきたいと思います!

胆石で痛みを感じるのはなぜなのか

まずは、痛みを起こす仕組みについてです。

胆石はもしも体内に持っていても痛くない人、とても痛い人と人によって違いがあります。
不思議ですよね。

ちなみに現在日本人で持っていると考えられる人は1000万人で、そのうち痛みを感じていると考えられる人は約半数だそうです。
ですが突然激痛に襲われることもあるため、だれでも注意が必要です。

胆石は胆のうの中でころころ転がっているだけならば痛みを感じることはありません。
また胆汁が出るタイミングで十二指腸のほうに流れていったとしても痛くはありません。

ですが胆のうの中で大きく成長してしまい、胆のうから簡単に出なくなってしまった時、胆のうの入り口で詰まってしまいます。
そうすると胆のうが収縮する際に痛みを感じてしまうんですね。

大きい胆石があると癌になりやすい!?

胆のうがん・胆管がんの死亡者数は1985年には約9500人だったのに対し、2015年には約18000人と年々増え続けているそうです。

実は胆石と胆のうがんは因果関係があると考えられているそうで、胆石を持っていることで慢性的に炎症を起こし、繰り返すことで徐々に癌化してしまうということもあるんだそうです。

これは怖いですね。

持っているからといって痛くない場合でも軽視できないところがこの癌に関係しているという点だと思います。

アメリカのデータでは胆石の大きさが大きいほど(具体的には3㎝以上)悪いというデータがあるそうです。
大きいほど長年胆のうにいた、と言えるのでその分炎症も起きていると考えられるからですね。

とはいえ持っているからと言って必ずしもがんになるというわけではありません。
ですが注意してみていく必要はあるのではないでしょうか。

胆石ができやすい人とは?

胆石症診療ガイドライン2016によると、胆石ができる要因とは・・・

・食べすぎる
・食事を抜く
・運動不足
・家族に胆石の人がいる

だそうです。

「食べすぎ」はそれによって内臓脂肪型肥満につながり胆汁中のコレステロールが非常に高くなり石ができやすくなるからだそうです。

胆石の多くはコレステロールの結晶からできています。
女性の場合は40代くらいからできている人も結構いるそうです。

「運動不足」もコレステロールが関係しています。
胆石と一緒に脂肪肝が見つかることも多いそうです。

「食事を抜く」というのは、食事を抜くダイエットなどをすると胆のうがどんどん濃度が濃くなり、その結果結晶化しやすいからなんです。
定期的に食事をして、胆汁を定期的に出してあげることが大切なんですね。

また、同じ理由で水分を取らない生活も胆汁が濃くなってしまうので要注意です。
胆汁をすでに持っていても、水分をしっかりとっていると痛みを感じにくくなるんだそうです。

検査方法は?

胆石の検査には「腹部超音波検査(エコー)」が使われています。

妊婦検診でやるようなおなかにゼリーを塗って器具を当ててモニターで見るものですね。

この検査は女性であれば40代、男性であれば50代くらいから受けるのがおすすめです。

費用は?

気になる費用ですが、人間ドッグなどでは5000円程度、症状があるなど保険適用される場合はそのうちの1~3割負担となっています。

X線では見つけにくいということなので、エコー検査が大切なんですね。
気になる方は人間ドッグの時などに受けてみてください。

自分で気が付ける胆のう周辺のがんの症状

実は気が付きにくいがんだという胆のう周辺のがんですが、自分で気が付ける症状があります。

それが

・黄疸
・便の色が白い
この2つです。

これらの症状があると胆のう周辺に癌がある可能性があるそうです。
黄疸が出た場合、白目や顔が黄色くなってきます。

便の色は胆汁の黒褐色の色がついているため、胆管がつまると真っ白い便が出るんですね。

もしそういう自分の症状に気が付いたら医療機関を受診することも大切だと思います。

まとめ

胆石ができにくくするには規則正しい生活が大切ということがわかりました。

また受けたほうがいい年齢になったら検査も是非受けてみたいです。
胆のうがんや胆管がんは見つかりにくく、5年生存率も低いということなので胆石を持っていたらこまめに様子を見ていくことも大切ですね。

むやみに怖がる必要もないと思いますが、頭の片隅には入れておきたいことだと思いました。
出来やすい要因を持っている方は是非注意してみてくださいね。

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