5月9日のNHKガッテン!で放送された「慢性痛を改善する方法」をまとめてみました!
肩や腰、膝など様々な場所で長引く痛みを抱えている方は少なくないと思います。痛みを抑えるポイントとなる脳の側坐核を元気にする認知行動療法のやり方などもご紹介します!
慢性痛とは?
実は日本人の4~5人に1人は原因のない痛み、「慢性痛」に悩んでいると言われています。
・理由はないのに時々体が傷む。
・服薬をしたり、マッサージをしてもなぜか痛みがぶりかえす。
つまり
・原因を治しても残る痛み
・原因がわからない痛み
です。
こういった痛みが3か月以上続く場合は慢性痛と言われています。
ちなみにまじめな正確な人が慢性痛になりやすい、という特徴があります。
痛みは本来動物に備わった危険を回避するための信号ですが、実は正確に動かないこともあります。
そのため本当は痛くないのに痛みを感じたり、痛いのに痛みを感じていなかったり・・、様々なケースがあるんですね。
痛みを抑えるポイントは側坐核
実は脳の側坐核という部分が脳の痛みに関係しています。
この場所が痛みを抑えてくれるポイントです。
痛みは「脳の中にある」ともいわれており、脳の血流がよくなることで慢性痛が改善するという治療結果があります。
痛みを感じる扁桃体の不安を和らげてくれる効果があるのが側坐核です。
つまり側坐核が元気になれば痛みを和らげることができるんですね。
では一体どのようにして側坐核を元気にすることができるのでしょうか。
認知行動療法とは?
その方法とは、「認知行動療法」と呼ばれるものです。
世界中の痛み治療の現場で行われている治療法で、最も効果があると言われています。
具体的にどのような方法かというと、「目標を立ててそれに向かって行動する」という方法です。
大きな目標を立て、それに向かって小さな目標を立てて行動していきます。
例えば
・家族で旅行に行きたい→少し遠い本屋さんまで旅行の本を買いに行く
・習字を上手になりたい→1文字1文字上手に書けるように目標を立てる
などでも大丈夫なんです。
これなら誰もが実践できる方法ですよね。
自分の好きなもの、趣味などから目標を立てることができますし、目標を達成することで側坐核を元気にすることができます。
得意なことや好きなことは痛みがあっても取り組みやすいという特徴もあります。
達成感を感じるとより側坐核が活性化してくれます。
また、時間に制限をつけるとより効果がアップします。
運動もおすすめ
側坐核を元気にするには「運動」もおすすめです。
運動は目標が立てやすく、達成感を感じやすいのでむいているんですね。
健康にもつながることですし、やって損はないのではないでしょうか。
まとめ
痛みがその場所ではなく、脳の中で起こっていることだとは驚きですよね。
今の医学は本当にすごいなと思いました。
慢性痛に悩んでいる方は是非専門医の受診の上、目標を立てて実践してみてくださいね☆
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