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ガッテン大腸がんは内視鏡検査&便潜血検査で予防できる!腺腫の有無でわかるリスクとは?

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大腸がんは検査で予防できる
10月26日NHKガッテンで放送された大腸がんを撲滅&予防できる内視鏡検査やがんの芽となる腺腫について、腺腫ができにくくなる体質改善法、正しい便潜血検査のやり方をご紹介します!
腺腫について知っておくと、今後自分が大腸がんになるリスクを知ることが出来ます。
教えてくださるのは京都府立医科大学特任教授の石川秀樹先生です。

内視鏡検査で便秘が改善!?

大腸カメラ(内視鏡)で検査をしたら

・肌の調子が良くなった
・食事がおいしくなった
・体重のキープがしやすくなった

など体にいい影響が出るようになった人がいることが今回番組でわかりました。

実は大腸カメラを入れたことで便秘が治ることがあるんだそうです。
それによって上のような嬉しい変化が起きる人がいるということなんですね。

腸の形は人それぞれなため、ねじれている人の場合はねじれの場所に便が詰まったりしてそれが便秘になる可能性もあります。
内視鏡の前には強力な下剤を飲み、腸の中をリセットするため、頑固な便秘が改善することがあるんです。

検査で緊張して痛みやつらさを感じてしまう時は目を閉じると腸が開くので、目を閉じてみるのもおすすめです。

実はそんな内視鏡検査で今後自分が大腸がんになる可能性があるか、ないかがわかるというんです!

大腸がんのリスクは「腺腫」で決まる!

大腸がんは

第3位 肺癌
第2位 胃がん
第1位 大腸がん

と現在日本では第1位の死亡率となるがんで、毎年5万人が大腸がんで死亡しています。

ですが現在、大腸がんは適切な検査を受ければ予防できるがんだということがわかりました。
その方法は、内視鏡検査の時に「青い液体」を腸内に発射するというもの。

一体この「青い液体」は何なのか!?気になりますよね。
検査で使われているのは医療用の青色2号というものです。(よくかき氷にかけるのは青色2号です)

実はこの液体をかけるとがんになりやすいか、ならないかということがわかるんです。

大腸で見つかるポリープには大きく分けて3つの種類があります。
・良性(青い液をかけると水玉上の模様が浮かび上がる)・・・今後がんにはならないポリープ
・良性(青い液をかけるとうねうねとした模様が浮かび上がる)・・・腺腫という今後がんになる可能性があるポリープ
・悪性・・・がん

つまり青い液をかけることで今後がんになる可能性があるポリープを早めに取り除くことが出来るんです。

がんの芽となる「腺腫」とは?

腺腫は「将来のがんの芽」で、1~5%くらいが大腸がんになります。

検査の結果、腺腫の人は将来的にも大腸がんになりにくい体質の人と言えるんです。
逆に腺腫がたくさんできやすい人は、大腸がんになりやすい人だと言えます。

腺腫は見つかった場合すぐに取り除くことが出来ますが、別の場所にまたできやすい体質でもあります。

これは50歳くらいを目安に判断できるそうです。
ですが40代で検査を受けて腺腫がもしあれば、より腺腫ができやすい体だということが言えます。

検査をして、腺腫がなかった人の場合は今後も大腸がん検診で十分です。(便潜血検査)
腺腫がもしもあった人の場合は、1~3年おきに大腸内視鏡検査をするのがおすすめということでした。
医師の指示に従い内視鏡検査をきちんとその後も受けていれば、大腸がんで亡くなるということはまずないんだそうです!

これはすごいことですね。

腺腫がある割合は、人間ドッグや検診に来る人の焼く2~3割だそうです。
ですがこういった検査に来る人の多くは健康に気を付けている人が多いため少なくなっているだけで、
お酒も飲み、煙草も吸い、運動もしていない人だと半分くらいは腺腫を持っているそうです。

もし検査でポリープを取ったことを教えてもらっても、それが腺腫かどうかはわかりませんよね。
なので聞いておくと今後がんになりやすいのかどうかが把握できるので生活習慣にも気を配ることが出来ます。
覚えておいて是非聞いておきたい項目ですね!

40歳からは大腸がん検診(検便)、50歳になったら一度は内視鏡検査をしてくださいね。

腺腫のできやすさを改善する方法!

腺腫ができやすい体質は自分で改善することが出来ます。

遺伝もあるそうですが、それ以外にも
・お酒
・タバコ
・運動不足
が大きく関係しています。

中でも運動はとても大切で、大腸がんは運動でリスクを減らすことのできる数少ないがんの1つです。
なぜかというと、体を動かすと腸が動きます。

特に効果のあるのは早歩きやジョギング、水泳、社交ダンスなどの全身運動です。

また「アスピリン」という薬で大腸がんを予防できるというものが実用化に向けてほぼ完成してきているそうです。
実用化されれば今後大腸がんのリスクはなくなるということでしょうか。
これは今後の医療に期待したいですね!

大腸内視鏡検査でかかる料金

内視鏡検査は便潜血検査で陽性または症状がある場合には保険が適用され7000~3万円ほど(3割負担)

症状がない場合には自由診療になり、3万円~9万円ほどかかります。

検査の際の目安にしてくださいね。

便潜血検査(検便)の正しいやり方

便潜血検査(検便)も大切な大腸がんの検査の1つです。
一次検査となるもので、陽性なら精密検査(大腸内視鏡検査)となります。

多くの場合40代になると市区町村から案内が送られてきます。

ですが温度が高いと腸内細菌が便についていた血液を分解してしまうため潜血検査で分からなくなってしまうことがあります。
適切な保管温度は4度です。
なので夏場は冷蔵庫か保冷材で保管すると正しい検査結果を得ることが出来ます。

また、本来なっていたとしてもこの検査での発見率は45%です。
この発見率は1回受けただけの時の割合で、受ければ受けるほど発見率は高くなっていきます。
3年ほど受けるとほぼ100%に近づくので、毎年欠かさず受けることが大切になります。
※大腸がんは進行がとてもゆっくりなので、発見までに3~4年かかってもそれほど心配がないんだそうです。

便潜血検査は取り寄せて出来るタイプも販売されています。
わざわざ人間ドッグなどに申し込まなくても手軽に検査を受けることが出来ていいですね。

まとめ

がんは自分がもしも将来なってしまったら、と考えるととても怖い病気ですが、事前に予防できる種類もあるとわかり少し安心しました。
事前に危険の芽を取り除くことが出来るのであれば、取り除かないにこしたことはありませんよね。

もしも腺腫があったとしても痛みもなく切り取ってもらえるというのもありがたいな、と思いました。

是非40代~50代以降の方は検査を毎年必ず受け、検査の際は腺腫について聞いてみてくださいね!

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