4月24日のNHKあさイチで放送された「最新のがん検査」で取り上げられた「アミノインデックス検査」についてまとめてみました!
複数のがんリスクが血液検査だけで早期にさらに一度でわかるという今注目の検査方法で、男性なら5種類の、女性なら6種類のがんのリスクを3段階で調べることができます。
その他の種類別の検診方法についてもまとめてみました。
検診を受けることで早期発見につなげることができるので、是非チェックしてみてください。
がんは早期発見が大切!
現在がんは早期発見出来れば、胃がんで94.9%、乳がんで98.7%の5年生存率があるなど決して治らない病気ではなくなってきました。
そのためにも大切なのが「がん検診」ですよね。
がん検診ではまだ可能性がわかるだけで、その後精密検査を受けて初めてがんかどうかがわかります。
ではその第一段階として大切な検診にはどのような種類があるのか、ご紹介します。
がん検診にはどんなものがあるの?
現在国が推進しているがん検診には以下のものがあります。
<胃>
X線検査・胃内視鏡検査
50歳以上 2年に1度
死亡率は検診を受けた場合59%(X線検査)、30%(胃内視鏡検査)下がる。
<大腸>
便潜血検査
40歳以上 1年に1回
死亡率は検診を受けた場合60%下がる。
<肺>
胸部X線検査
40歳以上 1年に1回
死亡率は検診を受けた場合28%下がる。
<乳房>
マンモグラフィ
40歳以上 2年に1回
死亡率は検診を受けた場合25%下がる。
※私の自治体ではマンモとエコーがあり、30歳以上から1年に1回補助券が届くので割引価格で受けることができます。
<子宮頚部>
細胞診
20歳以上 2年に1回
死亡率は検診を受けた場合78%下がる。
※私の自治体では1年に1回補助券が届くので、1年に1回受診しています。
自治体によっても補助券が届くなど、違いはあると思いますが基本はこのようになっています。
こうやって見てみると子宮頚部では78%も死亡率が下がるなんてすごい確率ですよね。
アミノインデックス検査とは?
最近唾液や尿、血液でわかるという検査が進んでいます。
中でも血液で調べる「アミノインデックス検査」というものは実用化され行われている医療機関が実際にあります。
血液中のアミノ酸濃度を調べる検査で、男性なら胃がん・肺がん・大腸がん・すい臓がん・前立腺がん、
女性なら胃がん・肺がん・大腸がん・すい臓がん・乳がん・子宮がん・卵巣がんの6種類のリスクを調べることができます。
A~Cのランクでなっている可能性を調べることができます。
費用は医療機関によって違いますが、一例をあげると24000円の自己負担がかかります。
検査当日は用意するものは特になく、検査の内容を映像で見てから採血を行います。
受付から終了まで30分程度で終わる検査です。
検査結果は2週間後ほどにわかるそうです。
なぜ血液だけでわかるのかというと、がんになると血液内のアミノ酸濃度が変わってくるためその違いを調べることでわかるんだそうです。
ただしその他の病気があると検査結果に影響があるというデータもあり、可能性が低いとされるAであってもすでにがんがある場合や、高いとされるCであっても必ずしもがんがあるというわけではないんだそうです。
ですが可能性を知る、現在のリスクを把握するという意味ではとても簡単な検査なので受ける意味はかなりあるのではないかと感じました。
自治体の中ではがん検診の受診率を上げるためにこのアミノインデックス検査を1000円の自己負担で受けられるようにしたところもあるそうです。
1000円であればかなり安いので受けたいですよね。
またリスクを知るだけなので、がんがあるかどうか知るのが怖いという人でも検診を受けるハードルが下がっているという声もありました。
まとめ
がんは出来ることなら人生の上で経験せずに済みたい病気の1つですよね。
予め自分がリスクを抱えているかどうかがわかれば心構えやその後の生活習慣の見直し、早期発見のための定期健診など病気に備えることが出来るのでとてもいい検査だと思いました。
今は長生きする時代なので、誰もががんになるリスクを抱えているといっても過言ではないかもしれません。
会社などで人間ドッグを受ける機会がある方以外でも、自主的に受けてみることも考えたいですね。
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