9月5日のNHKガッテン!で放送された「乳がんの検診の大切さ」をまとめてみました。
早期発見できれば治る人が多いという乳がん、罹患率がとても増えてきている怖い病気でもあります。
遺伝子的にリスクが高い場合の調べ方もご紹介します!
乳がんの罹患率は右肩上がりに増加、その原因とは?
多くの女性が命を落とすこともある「乳がん」。
最近ではさくらももこさんも乳がんで命を落とすなどとても怖い病気ですよね。
実は乳がんのほとんどが女性ホルモンによって引き起こされています。
そのため誰もがなる可能性を抱えているとも言えるんです。
そんな怖いがんですが、早く見つかれば治る可能性が高い、95%もの人が治るがんでもあります。
そのためにもとても大切なのが「検診」です。
みなさんは検診を受けたことはありますか?
なんとある調査では女性の約半数もの人が検診を受けていないことがわかっています。
2人に1人の人は検診を受けていない現状ですが、罹患率は右肩あたりに劇的に増えてきており、本当に注意が必要なんです。
原因は何かというと、実はがん細胞を増やすリスクが上がってしまうのは月に一度の月経前です。
生涯の月経回数は現代の人は450回、100年前はなんとたったの85回だったことがわかっています。
この差には驚きますよね。
月経回数が少なければそれだけ女性ホルモンにさらされる期間が短いため、昔は乳がんになりにくかったというわけです。
乳がんは運動やダイエットによって予防できる範囲は約10%内外だそうです。
残りの9割は自分でコントロールはできず、発症を予防するのはとても難しいということでした。
つまりもしも発症してしまってからのことを真剣に考える必要があるというわけです。
そのために大切なのが「検診」なんですね。
検診の検査にはどんなものがある?
セルフチェックも大切ですが、セルフチェックだけでは完全にチェックしきれないのが乳がんです。
検査にはどんなものがあるかというと、有名なのはマンモグラフィですがこれは早期のがんも発見できたった5秒で終わる検査です。
おっぱいのレントゲンとも呼ばれる検査で、プラスチックの板で検査台にはさみ行います。
検診は原則マンモと問診のみで、触診はありません。
対象は原則発症リスクが高まる40歳以上の方で2年に一度、費用は1万円程度ですが自治体によっては無料であったり数千円で受けることができる場合もあります。
受けて損になることはないので、受けたことがない方は検診を受けてみてくださいね。
遺伝的リスクの調べ方
遺伝的にリスクが高い場合は、推奨される40歳前の年齢でも検診が勧められています。
では自分のリスクはどのように調べたらよいかというと、第三度近親者までを確認すれば判明します。
第三度近親者とは、
・いとこ
・曾祖父母
までの範囲です。
具体的には
(父方、母方に1人ずつという場合は当てはまらず、父方に2人、母方に2人というように数えます)
2、1人で2つ以上の乳がんを発症した人がいる。
再発ではなく、それぞれが初めて発症したというのがポイントです。
3、45歳以下で乳がんになった人がいる。
4、男性で乳がんになった人がいる。
5、卵巣がんになった人がいる。
これらの1つでも当てはまる人は遺伝の関係で、~30代でも乳がんになる危険性があります。
詳しくは「日本HBOCコンソーシアム」というサイトで遺伝的なリスクの推定や対処方法、遺伝子検査を受けるべきかという相談ができる医療機関などを確認することができます。
気になる方は是非一度確認してみてくださいね。
まとめ
妊娠や出産が昔に比べて減ったことや、産後も子供を預けて働くママが増え授乳回数が減り生理が戻るのが早くなった人が増えたことも大きく関係しているのではないかなと感じました。
ですが早期発見できれば治る可能性がとても高いということなので、自分の身を守るためにも検診は積極的に受けたいですね。
受診券が届いた方は是非受診してみてくださいね。
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