9月18日のこの差ってなんですか?では皮ごと食べたほうがいい野菜と食べない方がいい野菜の差はあるのか?というテーマが特集されました!実は専門家の先生によると、どんな野菜の皮でも本当は全て食べたほうがいいんだそうです。
今回は野菜の皮に豊富に含まれている「ファイトケミカル」を摂取できる、がん予防になる「ベジブロス」の作り方やその効果、果物の皮に含まれる栄養効果などをご紹介します!
教えてくださるのは新宿白澤記念クリニックの医学博士、白澤卓二先生です。
野菜の皮に含まれる「ファイトケミカル」とは?
白澤先生によると野菜の皮は全て食べたほうがいいんだそうです。
なぜかというと、野菜の皮には「ファイトケミカル」という成分が含まれています。
ファイト=植物 ケミカル=化学物質 という意味、つまり植物に入っている化学物質のことで、「第7の栄養素」と呼ばれ近年我々の健康に役立つ成分として注目が集まっているものなんです。
抗酸化作用が強い!
ファイトケミカルには3つの健康効果がありますが、まず第一に「抗酸化作用」がとても強いことが挙げられます。
体内で発生する活性酸素は細胞をさびつかせ、老化させてしまいます。
抗酸化作用が強いとこの活性酸素の働きを抑えることが出来るので、体のサビつきを抑えることが出来るというわけなんです。
抗炎症作用
さらに体の炎症を抑える抗炎症作用も強いことが分かっています。
がん予防にも!
また、がん細胞の増殖を抑える効果もあるんです!
これはすごいですね。
なので皮ごと毎日食べるだけでがんの予防になるということなんです。
皮ごと食べたほうがいいおすすめの野菜は?
皮ごと食べたほうがいいおすすめの野菜として今回2種類の野菜が紹介されました!
枝豆
枝豆のへたの部分にファイトケミカルが多く含まれています。
たまねぎ
たまねぎの皮には最強のファイトケミカルが含まれています。
ですがどちらも通常は食べにくいものですよね。
そのまま食べる人はなかなかいないと思います。
実は枝豆のへたに含まれるものも、たまねぎの皮に含まれる大事な栄養素も逃さず食べる方法があるんです!
それが今回ご紹介する「ベジブロス」という方法です。
ベジブロスの作り方
「ベジブロス」とはベジ=野菜、ブロス=ダシ のことです。
つまり野菜からとっただしのことなんですね。
皮をそのまま食べることが難しい野菜の場合は煮出してだしにして食べるのがいいんです。
作り方は・・
1、野菜の皮を鍋に入れ、(たまねぎなら茶色の外皮の部分です)約30分茹でる。
★野菜のヘタや茎を一緒に入れてもOKです。
普段捨てている部分にこそ、ファイトケミカルが多く含まれています。
2、冷めたら冷蔵庫で保存可能です。
以前NHKあさイチでも取り上げられました!
ベジブロスの使い方は?
使い方はお味噌汁やスープの出汁に使うのがおすすめです!
これなら無理なく毎日食べることが出来ますね。
是非作り置きして毎日摂取したいですね!
果物のおすすめはリンゴやぶどう!
また、果物から摂取する場合のおすすめはりんごとぶどうです!
りんごの皮には「アップルポリフェノール」という成分が含まれていて、動物実験の結果寿命が延びることが分かっています。
りんごは皮をむかずにそのままかじって食べるのがいいですね。
ぶどうの場合はミキサーに皮ごと入れてジュースにすると食べやすくなります。
ミキサーにかけても栄養素は壊れませんし、食べにくい皮も食べやすくなりますね。
メロンやスイカの場合は皮に近い白い部分にファイトケミカルが多く含まれています。
硬い部分はお漬物にしてもおいしいので捨てずに余さず食べたいですね!
※お漬物の作り方はこちらでも紹介しています。
まとめ
野菜って本当にあまさず食べることが出来るんですね。
にんじんや大根などは皮をむかずに使っていましたが、たまねぎの皮を食べるというのは意外でした!
ですが煮れば栄養をとれるということなので、作り置きして色々な料理に使いたいですね。
これだけでがん予防になるならとてもいいことだと思います。
是非みなさんもやってみてくださいね!
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★白澤先生の本はこちらです。