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あさイチ親のお金の心配!何かあったときに困らないようにしておくために聞いておくべき項目とは?

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親のお金の心配
10月24日のNHKあさイチでは「親のお金が心配」というテーマが特集されました。
金融商品に手を出し損をしていたのを知らなかったというケースや住宅ローンが破たんしてしまったケース、突然の病気でお金が必要になったケースなど高齢になったからこそのお金の問題や心配がありますよね。
今回は何かある前に聞いておいた方がいい親のお金のことも踏まえて番組に登場したケースをご紹介します!

親のお金が心配!

家のお金の状況を把握していますか?というアンケートでは「いいえ」と回答した人が約7割にも上りました。
子供側からしたら遠慮して聞けない、親からしたら聞かれたらわざわざ聞くけれどもあえて自分からは教えない。
という意見も多くありました。

ですが親が介護が必要になったときや判断力が鈍ってしまったときのために把握しておいた方がいいと専門家の方は話していました。
介護資金がどれくらいあるのか、ということもたしかに家族としては大切なことかもしれませんね。

今回は番組に登場した実際に親にお金のことを聞いていなかったために大変なことになった、というケースをいくつか紹介します!

投資信託などの投資で損をしていたケース

母親が投資信託を始めていて、損をしていることに気が付いていないというケースが紹介されました。
娘さんは近所に住んでいたので月に1度は会っていて、全く心配していなかったそうです。

ところが500万円の投資信託の書類を発見してしまいます。
お母さんはきちんと内容を理解せず契約をしてしまっていたそうです。
解約をしに証券系会社に行くと10年前から始めていて、全部で1200万円もあったんです。
実は退職金が4000万円ほどありましたが、10年で2700万円損をしていて1200万円にまで減ってしまっていたんです。

また証券会社が手数料を稼ぐために無駄に売り買いをしていることもわかり、手数料だけで700万円もかかっていることもわかりました。

投資信託自体が悪いわけではありませんが、特に投資信託は難しいものなので理解をせずに取引を進めて契約してしまうということはとても危険です。

このように、金融サービスに関する問題が起こったときの相談窓口もあります。
「金融サービス利用者相談室 0570-016811」(平日10時~17時)です。

もしも心配なことがあった場合などは相談してみてもいいですね。

経済的虐待とは?

「高齢者虐待防止法」という法律で定められているもので、高齢者の財産を不当に処分したり、高齢者の財産から不当な利益を上げたりすることは違法になるというものです。

親の財産を取り上げて勝手に運用したり、使ったりすることは虐待にあたることがある。というものなんです。

心配がゆえに管理をさせてもらうのと、勝手に使ったりするのは全然スタンスが違いますよね。
こういった法律もあるということは覚えておきたいものです。

親の住宅ローンが破たん!

別のご家族のケースでは、いきなりお父さんから電話があり実家が競売にだされることになったから買ってほしいと相談があったというものです。

実家は2500万円の家を30年ローンで購入しています。
ローンの返済はしばらくは全く問題がなかったそうですが、定年直後に弟さんが実家に帰ってきて勝手に家のお金を使うようになります。
もともと高給取りだったという弟さんは金遣いも荒かったそうです。
またお母さんが脳出血で入院、医療費が高額になります。
退院はできましたが介護が必要な体になってしまったためお父さんは家を空けることが出来なくなってしまい、すでに内定していた定年後の再就職を諦めざるを得なくなってしまいます。

今回お父さんから相談の電話をもらった娘さんは、時々お金を無心する電話があったため以前から実家の経済状況が苦しくなっていることを薄々は感じていたそうです。
ですが自分も家庭があり、親を助ける余裕があるかといったら決してそうではない状況だったためあえて踏み込んで聞くことはしなかったそうです。

自宅は結局残り650万円を残して手放すことになりました。

このケースは悪いことが積み重なり、とても悲しい結末となりましたね。
人生何が起こるかわからないので、最悪の最悪まで想定して住宅ローンは組むべきだなぁと改めて思いました。

突然病気になってしまったら

もう1つのケースは親が突然病気になってしまった時のことです。

その方は息子さんですが、お母さんががんになったのをきっかけに通帳の場所を聞くことになります。
ですが「委任状」をもらうこととと「暗証番号」を聞いておかなかったためにそのあと大変なことになってしまったんだそうです。

その方も親御さんが元気だったため暗証番号を聞くには先送りにしていたそうです。
ですその後がんが再発、さらに父親も認知症で施設に入ることになってしまいます。
医療費と入居費がまとまってかかることになってしまいますが暗証番号を聞いていなかったため親の通帳からはお金を使うことが出来なかったそうです。

ですが治療をがんばっているお母さんに通帳の暗証番号を聞くことはできなかったそうです。
最後に意識レベルがかなり下がってしまった時に聞くことになってしまい、今思い出しても失敗した行動だったと話していました。

聞いておきたい親のお金

専門家の先生いわく、親に聞いておいたほうがいいお金の種類にはこんなものがあります。

・預貯金
・年金
・民間医療保険・生命保険
・不動産
・ローン・負債

です。

柳澤さんもこういった情報をUSBに入れて、デスクの引き出しに封をしてしまってあるそうです。
奥さんにだけここにあるよ、と伝えてありもしもの時はそれを見ればわかるようにしてあるということでした。

まとめ

やはり子供から聞くのは聞きにくいので、親から事前に教えてくれると助かるなぁと子供としては思いました。
全てをすぐに教えてくれる必要はなく、柳澤さんのように情報をまとめて記したものがしまってある場所だけでも教えておいてくれると何かあったときに安心ですよね。

これは年齢関係なく、若くても人生何が起こるかわからないのできちんと家庭の財政状況、保険のことなどをまとめて家族のだれでも何かあったときには把握できるようにしておくことも大切だと思いました。

もちろんこういったことには家族間の信頼関係が本当に大切になりますよね。
日ごろから信頼関係を深め、信頼できる相手にだけ教えておくということも大切なのかもしれません。

我が家も一度家族で話し合っておくべきだなと思いました!
みなさんもぜひ一度ご家族で話し合ってみてくださいね。


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