12月26日のNHKあさイチで放送された「実家が心配シリーズ」の「年末年始実家チェック」の内容をまとめてみました!
年末年始実家に帰る時だからこそチェックしたい認知症のサインや家庭内事故につながらないための家の中の危険な場所のチェック方法をまとめてみました。
認知症の始まりのサインとは?
認知症はいきなり始まるわけではなく、実は少しずつ進行していくため小さな異変がサインとして表れている可能性があります。
料理の異変
・おでんに大量のレタスが入っていた
・味が薄くなった
・カレーがしゃびしゃびに
・味が変なことを指摘しても「体調が悪いから」などと言い訳をする。
・フライパンを毎回焦がす
服装の変化
・服装がいつもと違いおかしい
その他にも・・
・大好きだった編み物が出来なくなってしまった
・冷蔵庫に同じものがたくさん並ぶ
・冷蔵庫に賞味期限切れのものがたくさんある
・お財布がパンパンになっている
・年賀状を書かなくなる
などなど小さい異変があったそうですが、番組に登場した認知症の親御さんを持つ方たちはまさか認知症とは思わず見過ごしてしまっていた、ということでした。
実は数年間くらいは「予備軍」として小さいサインが現れることがあるんだそうです。
小さな変化でももしも「認知症の始まりでは・・?」と思ったら一度受診してみた方がよさそうですね。
病院への上手な誘い方は?
・脳こうそくの恐れがあるかも
・ほかの診察のついでに
・今月中なら健康診断が無料で受けられるよ。ご近所さんもみんな受けているって。と誘う。
・仲良くしている知り合いのお医者さんだから一緒に行こう。と誘う。
※このケースはこれまで中がうまくいっていなかった娘さんから一緒に行こうと誘ってもらったこともうれしかったそうです。
・文章を読むのが好きなお父さんに最近のお父さんの異変を箇条書きにして渡し理解してもらう。
受診するところは「ものわすれ外来」など認知症に特化した科を探して受診するのがおすすめです。
他にもかかりつけ医から紹介してもらえるケースもあるので、かかりつけのお医者さんがいる場合はそちらを受診してもよさそうですね。
家庭内の事故を防ぐには?
実家の両親が年を取るともう1つ心配なのが「家庭内事故」です。
実は家庭内事故は交通事故よりも多いそうなんです。
番組に登場したご家族のお母さんも椅子の脚に躓き要介護となってしまいました。
それまで週2日スイミングに通うなど体力には自信があったそうです。
怖いのは動きが悪くなるとほかの合併症を引き起こしたり、認知症が進んでしまう危険性があるということです。
では具体的にどのような場所が危険なのが見ていきたいと思います!
すべる場所
敷物はすべらないタイプを1枚にする。
重ねるとそれだけ滑りやすくなるため1枚にして、市販の滑り止めシートを敷くだけでも変わってきます。
本当は敷物は1枚も敷かない方がいいそうですが、冬は寒かったりしてなかなか難しいと思うので敷く場合はきちんと対策をして使いたいですね。
段差
実は大きな段差の方が意識にあるので1㎝程度の小さな段差の方が危ないんだそうです。
小さな段差は意識していないことが多いため危険なんですね。
対策としてはよく目立つように夜光るテープをはったり、目立つ色のテープを貼るなどして意識して通れるようにします。
手をつく場所にあるもののぐらつき
・ドアノブ
・トイレットペーパーカバー
・お風呂の蛇口
これからグラグラしていないかチェックします。
つい手を置いて支えやすい位置にあるものなので、もし手をついても外れないようにしっかりチェックしておきます。
他にも壁に手あかがつている場合は普段手を壁について歩いている可能性があるので注意する必要があります。
またスリッパを使う場合はかかとが脱げにくいタイプのものを使うと転びにくくなります。
まとめ
私も祖父母が70代後半なので家庭内事故も本当に怖いなぁと思ってみていました。
認知症もまさかうちのおじいちゃん、おばあちゃんがと思ってしまっているのでもしもサインが出ていても気づかないかもしれません。
早速今年も年末に行くのでまずは家の中に危険な場所がないか一緒にチェックしたいと思います。
みなさんもぜひ危ないところがないかチェックしてみてくださいね。