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ガッテン!すい臓がんを早期発見できる検査と兆候とは?生存率が2倍になる!

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すい臓がん早期発見法

10月17日のNHKガッテン!(ためしてガッテン)で放送された「すい臓がんを早期発見できる方法」をご紹介します!
これまで早期発見が難しく、生存率も低いとされてきたすい臓がんですがある検査で超早期のものを発見できた例が多く報告されています。
また早期発見のための兆候・サインもご紹介します。

すい臓がんと、その特徴とは?

すい臓がんとはその名の通り、すい臓にできるがんのことです。

一般的に見つかりにくく、見つかったときにはステージがかなり進んでおり助からないことも多いのがこのがんの特徴ではないでしょうか。

おなかの最も奥の方にあるため、画像診断などでも見つかりにくくそのために発見が遅れてしまうという特徴があります。
発症例の件数としてはがんの中でも第7位と決して多くはないのですが、最も難関と言われています。
1㎝以下の超早期の発見率は0.8%という現状だそうです。

5年相対生存率は7.7%と極端にとても低いのも特徴です。

自覚症状もわかりにくいものが多く、私の知人も「最近胃の調子が悪いな」と思っていたら実はすい臓がんで病院に行ってから1カ月もたたないうちに亡くなってしまったことがありました。
はっきりとした自覚症状もなく、どんどん進行だけしてしまうというのはとても恐ろしいことですよね。

ですが今回番組に登場されたお医者さんが行っているある検査では、超早期の段階のすい臓がんを発見できる可能性があるというから驚きです。
実は、1㎝以下の超早期の段階で発見ができればなんと5年相対生存率がなんと80.4%にまで上がることもわかっています。

ではその検査とはいったいどのような検査法なのでしょうか?

すい臓がんを早期発見できる検査とは?

早期発見が増えている地域として今回紹介されたのが広島県の尾道市です。
そこで行われている検査というのが妊婦さんなどに使う「エコー」です。

よくある検査としては
・MRI
・CT
・PET
・エコー

などがありますが、中でもエコーで早期発見できるそうです。
というもの、エコーはとても手軽にできる検査で費用も抑えめ、受ける方も気軽に受けることができる検査なんですね。

妊娠したことがある方ならとってもなじみ深い検査機器だと思いますが、エコーはジェルなどをおなかなどに塗り、画面に体内の映像が映し出される検査ですよね。
実は上に挙げた様々な検査機器の中でもエコーは最も歴史が古く、普及率も高い検査機器です。

エコーの画像はあまりはっきりしていないイメージがある方も多いと思いますが、超音波が出て体の中の反射波をエコーと呼び、画像を処理し映像になって映し出される仕組みです。
ジェルはしっかりと超音波の音が伝わるように塗られています。
体毛や空気が間にあると、正しい信号を受信できなくなってしまうんですね。

もともと内科医の先生の間では触診の最強マシーンとして使われている機械なんだそうです。

ただし、エコー検査で直接早期のすい臓がんを発見できるわけではないそうです。
あくまでもある程度の塊になってからではないと、エコーには写らないからなんですね。

ではどのようにして早期発見をしているのかというと、すい臓には中心に主膵管という管があります。
健康なすい臓の場合はこの管に特に特徴がありませんが、これからがんになるかもしれない場合はこの主膵管が太くなるというサインが現れます。

もう1つサインがあり、すいのう胞と呼ばれる黒っぽい水たまりのような部分があることがあります。
これがあるすい臓にがんが起こりやすいという特徴があるんです。

この主膵管の太さと、すいのう胞の有無はエコーで確認することができるため、エコーで早期発見をできるということなんですね。

もしもサインがある場合は経過をみることが大切で、定期的な検査をして初めて早期発見を可能にします。

実はこれらは他の検査機器でもみることができるのですが、エコーはとても手軽に受けることができますし普及率も高く、費用もお値打ちなため受ける側が気軽に受けることができるというメリットがとても多いというのがポイントです。

受けたほうがいい人とは?

このエコーによる検査は、受けたほうがいい人の特徴があります。
それは

・家族にすい臓がん経験者がいる。

そのご家族が50歳以下で発症している場合はさらにリスクが高くなります。

・慢性膵炎を持っている人。
現在治療中の人は健康な人よりもがんになりやすいといわれています。
診断されてから4年以内は特にリスクが高まります。

・糖尿病の人
糖尿病の人もすい臓がんになりやすい傾向があります。
診断されてから2年以内の人の方がリスクが高まります。

・飲酒、毎日晩酌をする人。1日缶ビール3本以上飲む人は危険。

アルコールはすい臓に大きな負担をかけるためです。

・喫煙
喫煙は他の臓器のリスクも高めます。

この中から2つ以上当てはまる人はかかりつけ医の先生に相談してみてくださいね。

早期発見につながる兆候がある

また、早期発見につながる、ある自覚症状、兆候があるそうなんです。

それは
・みぞおちあたりの痛み
すいぞうはおなかの上に方にあるため、みぞおちあたりに軽い痛みが出る場合があります。

・背中の痛み
肩甲骨の下から腰の上が痛くなることがあります。

・急な血糖値の上昇
生活が乱れたわけでもないのに急に血糖値が乱れた場合は要注意です。

・油が浮いたような下痢
膵液が消化を助けてくれますが、がんになると膵液が出にくくなり油を消化できず下痢になることがあります。

気になることがある場合は、是非かかりつけ医の先生に相談してみてくださいね。
症状全てがすい臓がんではないということを頭に入れておきたいですが、早期発見のきっかけになる可能性もあります。

まとめ

エコーでわかる主膵管とすいのう胞、両方のサインがある方は、すい臓がんを発症する確率が30年間で3割になるそうです。
一方で残り7割の人はならないかもしれないので、冷静に対応することも大切というお話でした。

私も友人のご家族がすい臓がんで、亡くなるまであまりにもあっと言う間で悲しみとともにとても驚いたのを覚えています。
すい臓がんは見つかりにくく、また見つかったときにはかなり進んでおり「助からないがん」というイメージが多い方も少なくないのではないでしょうか。

それだけ怖いがんですが、もしも早期発見できることが可能なのであれば当然治療も可能でしょうし、その後の生存率もぐっと上がるはずですよね。

大切な家族や自分自身の命を守るためにも是非覚えておきたいですね。
気になる方は是非検査を受けてみてくださいね。

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